2017年11月10日金曜日

備忘録:ふたばサイクルトレイン (後編;2日目)

こんにちは、いずみです。

ふたばサイクルトレイン2日目は、もりもりの朝ごはんで始まりました。


8:00に集合し、最初に全員で木戸川に鮭漁の実演を見に行きます。
ここでは昔から「あわせ網」という方法で鮭を取っているとのこと。
下流に網を張ったあと、上流にも網を広げて鮭を下流の網に追い込んでいました。

とれた鮭を持たせていただきました。
ずっしりと重たかったです!
鮭たちは選別され、ほいほいとトラックの水槽に入れられていきます。
…その後訪れた漁協で、氷漬けの姿で再会しました。
漁協の方のお話によると、鮭は通常4-5年程北の海を旅した後、生まれた川に帰ってくるのだそうです。「毎年150万匹の稚魚を放流していたが、震災の年は稚魚の放流が全くできなかった。今年獲れている鮭は自然に孵化して育ったもの。今年は漁獲量が極めて少ないが、それでも7000匹以上取れた。自然の力はすごいと思う。」との事。
壁に掛けてあった大漁旗が眩しかったです。




さて、各コースに分かれて走行開始です。
A2コースは先ず、今日のゴールとなる竜田駅に立ち寄り、富岡町に向かいます。
途中にあった特定廃棄物保管場所には、黒い大きな袋がうず高く積まれていました。


富岡駅では、地元の方にお話を伺うことができました。
「道路一本を隔てて、帰宅困難地域とそうでない地域が存在している。家に帰ってよいと言われても、複雑だ」という言葉が印象的でした。

富岡駅はつい先日(2017年10月21)再び開通した、目下常磐線最北端の駅です。
ここから先は2020年に開通との事、復旧工事が続きます。
それまの3年間、この踏切は開いたままだそうです。

港も復旧中、被害の大きさが偲ばれます。




富岡町内では、夜ノ森駅付近の桜で有名な通りを走行。
すると…

途中から通行止めとなっていました。
この看板は、町内のあちこちに置かれていました。

また随所に、放射線量を測定する装置がありました。

正午になると だんだん、雲行きが怪しくなってきました。
雨、大丈夫でしょうか?

とりあえずはお昼ご飯タイム♪
二日目ともなると、お互い打ち解けてまいりまして、おしゃべりも弾みます。
この時は飛行機輪行について、皆さまの体験談を伺いました。

昼食後に再び走り始めたら、雨が降ってきました。
初めは”ぽつぽつ”程度でしたが、竜田駅に到着する頃になると”しとしと”でした。
衣類も路面も、だいぶ濡れていました。
竜田駅では、温かいすいとんをご用意くださっていました。
こちらのすいとん、かつて全日本の合宿でJ-ヴィレッジに来ていたトルシエ元監督が「マミーの味だ」と評したので、”マミーすいとん”と命名されたのだそうです。
だいぶ体が冷えていましたので、七味を多めに投入していただきました。
ほっこり♪



15:20頃に帰りの電車が入線しました。
各自自転車を担いで陸橋をわたり、積み込み開始です。


自転車は再び、スタッフの手により電車に固定されていきます。
予定時間までに、全員無事に乗車できました。

地元の方のご挨拶を頂きながら、電車は一路、上野駅に向かいます。


社内で配られた晩御飯、ボリューム満点でした。
鮭の切り身を見て、今朝持ち上げた獲れたての大きな鮭の感触を思い出しました。
3個ののり巻はすべて具が異なっていて、それぞれおいしかったです♪

20:40電車は定刻通り上野駅に到着しました。
スタッフから自転車を受け取り、少人数のグループに分かれて改札に向かいます。


帰路の上野駅でも、JR職員の皆様が誘導くださいました、ありがとうございました。

無事改札を出ましたら、三々五々解散です。
上野は雨が降っていなくて一安心、皆さまお疲れさまでした。


今回は総勢約100人の大所帯でしたが、スタッフの方が効率よく誘導くださっていました。南会津のサイクルトレインを企画くださっている方々との事。
いつかリンプロジェクトとも共催で、ツーリングを企画したいと思います。


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